木津港跡の常夜燈
みなさんこんにちは!
ホテルスタッフの山下です。
突然ですがクイズです!
大阪に「放出」という地名があるのですが
なんと読むかご存じでしょうか。
正解は「はなてん」。
それではこちらはどうでしょう。
京都の地名で「東一口」。
正解は「ひがしいもあらい」。
どちらも初見で読める方はほとんどおられないのではないでしょうか。
このように全国には、読み方が難しかったり、特殊な読み方をする
地名がいくつもありますよね。
実は私たちのホテルの近くにも少し変わった読み方をする地名があります。
「木津」
さて、なんと読むでしょうか。
正解は「こうつ」と読みます。
こちらも初見で読める方はなかなかおられないのではないでしょうか。
今回は、そんな木津にある、とても趣のあるスポットをご紹介します。
(写真:ホテルスタッフ山下撮影)
それがこちら、琵琶湖沿いにポツンと建つ「常夜燈(じょうやとう)」です。
昭和に造られたそうですが、近づいてみると、
確かに、なんとも味がありますね。
ヤゴの抜け殻も発見!
かなり大きかったので、オニヤンマのヤゴでしょうか。
それにしてもよく登ってきましたね。
そして夜になると、こんな雰囲気になります。
なんだか一句読めそうな、昔にタイムスリップしたような、なんとも幻想的な風景ですね。
6月の終わり、帰り道にホタルを探しに行ったときに、月があまりにきれいだったので、
スマートフォンでパシャリと撮りました。
さて、地名に「津」の文字が入っていることから、
もうお気づきの方もおられると思いますが、実は「木津」はかつて港として繁栄しました。
奈良時代にはすでに「木津」という地名がついていたそうです。
また江戸時代には、若狭からの蔵米などの物資や旅人を、京都や大坂へ船で運ぶ、
湖上交通の要衝として栄え、100軒を超える船宿が存在したといわれています。
また、かつては木津から竹生島まで船を渡していたということもあり、
近くにはこんな石碑も。
巡礼の方が木津から遠くの竹生島を拝して、賽銭を投げることもあったといわれており、
今も湖岸から古銭が見つかることもあるそうです。
それなら私も探してみようと常夜燈の辺りを注意深く見てみると、、、、
???
なんと、ナマズを発見!
このあと、ナマズは白い腹を見せて、くるっと返り、
琵琶湖とは反対の川の奥へと消えてゆきました。
なんとも素敵な出会い、、、、もしや、木津の主?
さて、ここまでご紹介をさせていただいた木津ですが、
実は「古津」とも書かれます。
そして、この「古津」から約3km北に上がったところにあるのが「今津」。
私たちのホテルがあるところです。
「古い港」に対して「今の(新しい)港」
木津と今津という地名にはこんな秘密があったのですね。
かつて栄えた木津港は、あたらしい港「今津」の出現によって
衰退したと言われています。
そして現在の今津港は、物資を運ぶということはなくなりましたが、
竹生島への観光の要所として、かつての木津港のように、
巡礼者の方々で賑わっています。
少々、長文なってしまいましたが、、、、汗
ホテルから今津港を経由して木津港跡まで琵琶湖沿いの趣のある道を約3km。
美しい景色とロマンを感じながら、ぜひ歩いてみてはいかがでしょうか。
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「木津の常夜燈」の情報
■所在地: 〒520-1531 滋賀県高島市新旭町饗庭 Google マップでみる
■アクセス: JR近江今津駅から徒歩25分 タクシー4分
■駐車場: なし *ホテルの無料駐車場をご利用ください
■ホテルから徒歩で35分
*今津サンブリッジホテルからの道のりをGoogle マップ でみる
■ぜひ琵琶湖の景色が楽しめるレストランをご利用ください!
無料駐車場完備の今津サンブリッジホテル「湖畔のレストランあしみ」での
ランチやディナーをお楽しみください!
■ぜひ竹生島観光とあわせてご利用下さい!
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